じいちゃんち
じいちゃんち
青森市のじいちゃんちは、昔っぽい家で、雰囲気が好きだ。
一年に一回は訪れる。
ぼっとん便所だし住むには本当にきっと毎日辛いと思うけどこの感じがいい。
台所。
普段暗い。窓から光が差し込んでる。
ここでばあちゃんは料理をする。
すごく、この暗い感じや生活感が出てる感じが好きだなあ。
家事すると汗かいて暑いから、洗い物は水が冷たくて気持ちいから家事の中では洗い物が一番好き、とばあちゃんはよく言います。
正確にはじいちゃんちだった場所。今は他界したから、ばあちゃんだけ住んでる。そんなじいちゃんの、くつろいでるときの1枚。2011年撮影。
いつもこの場所に座ってた。
後ろに積み重ねられた棚のようなものは、普段着る服とかよく使う雑貨を丁寧に分けて整理して入れてるんだって。
そんな棚の一つには、『ティシュペーパー』とかかれた棚があって、「ちょっとこぼしたから、ティッシュちょうだい」というかんじで頼むと、
その棚から、「ほれ」と、黄土色で宝の地図みたいな、すごく硬い、....ティッシュというか... 厚紙みたいな紙をいつも渡してくれたり。。。。。
そんなじいちゃんちに今年の夏も訪れた。
夏だけどトンボが飛んでて、とまった。
山の方に家があるせいで気温が低いからか、8月中旬なのに、秋の風物詩のコスモスがもう咲いてた。夏なのに、不思議。
家の壁は木だから、家の壁はなんとなく、昔の学校?みたいだなーと改めて思った。
いつもじいちゃんが座ってた場所は、扇風機が置いてありました。
「やめて〜汚いから撮らないで〜笑」と、写真撮ってる時ばあちゃんは言ってた。でも撮りました。
ばあちゃんが、むいた桃やキウイや、コーヒーゼリーを、出してくれました。
暑い日だったから冷えてて美味しかった。
ばあちゃん1人で住んでる家。
ばあちゃんしかいない家に初めて帰りました。
暗い内容を書くつもりはなかったけどやっぱりさみしいな。歳で亡くなるのは仕方ないのかもしれないけどさみしい。
お正月は帰省できないから、次来るのはまた来年の夏。だいぶ先だ、、、、
だからたまには電話でもしよう。
じいちゃんちは、時間がゆっくり進む感じが好きだ。
また来年も無事来れますように!